北海道 車中泊⭐納沙布岬〜トドワラ〜道の駅知床・羅臼へ
野付半島を行く
根室半島と知床半島の間にある野付半島は知床半島から海流に流され堆積した砂によって生成され、砂嘴(さし)と呼ばれているそうです。
国道244号線から分岐した野付風連公園線の両脇は海岸というちょっと変わった道路は何処までも続く一直線の道路でかなり勢いよく走れる道路です。
野付半島にはトドワラ、ナナワラ、野付埼灯台がありこれから向かいます。
野付埼灯台
野付風連公園線をひたすら走ったら行き止まりでした。そこは竜神崎と呼ぶらしいです。
駐車場があるので車を止め歩きます。
5分程歩いたところにあるのが野付埼灯台で、光は国後島に達するらしいです。
野付埼灯台
トドワラ
野付半島ネイチャーセンター付近のトド松の立ち枯れーートドワラがあり少し歩くようだが行ってみることにした。
これはホントの"ススキ野”かもしれない…
トラクターバスが運行されているのでさぞ凄いところだろう…と勝手に想像していたのだが…
ちょうど西日をまともに受ける方向で汗は出るし、ススキノだし、一人しか通れない道幅で少し後悔する。
30分は歩いただろうか…ようやく先が見えてきた。
しかし、コレは道半ばとは後から知ることになる。
もう前に歩くしかない。
更に海の上を歩く……
せっかく来たので遊歩道先端まで歩き引き返す…と思っていたら途中から立入禁止になっていた…
実はススキノが歩き難いので海岸線を歩いてみたのだが表面は何ともなさそうだったが地質は泥炭で沈むのでキケンと思いススキノに戻ったのだが冷や汗ものだった。
流木とかなかったら足を取られて身動き出来なくなったかもしれない。
遊歩道の立入禁止はそんな意味もあったのだろうか。
ネイチャーセンターでは温暖化で海面上昇がトド松の立ち枯れの原因らしき表示であったが1954年の洞爺丸台風で大きな被害を被ったとも言われている。
行ってみてワカル”観光地”だった…
しかし…
トラクターバスは一人500円
二人往復2000円の枯れ松見学とはおそまつな話ではある。
日本最北東突端地
知床半島にあって車で行ける一番の奥地、知床・羅臼にある「相泊地区」にやってきました。
知床半島の先端といえば知床岬ですが、そこへはウトロか羅臼からの観光船を利用しない限りなかなか行けません。
自己責任で道なしです
車で移動できる最北東の地がここ知床・羅臼の相泊です。
舗装されているのは相泊橋まででそこから先は未舗装の砂利道で更に先へは4WDでないと走れません。
宗谷岬は北の果てですが観光客が多く整備されているので遠くまで来たという実感が乏しいのですが、この相泊地区は黄昏時とも相まって”北の果”を感じさせてくれます。
相泊橋を渡った先には「ここから先に行かれる方へ」という看板があり「すべて自己責任」という言葉に重みを感じますね。
看板の海側です。
大きな岩もあり”ここから先”はこんな感じの道でした。
相泊温泉
相泊温泉は明治32年に発見されされたようでやや熱めの温泉は湯船の底から湧き出ています。
茶色っぽく見えるものは知床・羅臼昆布で湯船の底にも多くの昆布が沈んでいました。
「昆布温泉」は日本全国探してもここだけかも知れませんね。
相泊温泉の温度調節は裏山から引いた天然水で調節しています。
「熱いですね」と言ったら一緒に入浴していた地元の方がコックをひねってくれました。
相泊温泉はオホーツクの海を眺めながら入浴できる天然温泉で男女を問わず誰でも入れます。
北海道の自然を満喫できたひとときでした。
道の駅知床・らうす
道の駅 知床らうすは車中泊の車でいっぱいでした。
訪れたのが9月8日でしたのでややシーズンからずれていますがそれでもほぼ満車状態でしたので5月や8月の連休やお盆時期は車中泊は難しいということも考えておく必要があるようです。
ゴミ箱は空き缶、ビン、ペットボトル用があります。
生ゴミは道の駅で専用の袋を購入する必要があります。(100円)
北海道・車中泊 9日目 走行距離:293Km