北海道・車中泊9日目は根室から羅臼を走ります。納沙布岬やトドワラ、日本最北東突端地・相泊など見どころ満点でオホーツクの海を見ながら温泉に入れる秘境相泊温泉など楽しめました
道の駅スワン44ねむろ
北海道を巡っているとその地方独自の考え方が伝わってくるような気がします。
道の駅スワン44ねむろも記憶に残る道の駅でした。
酷い道の駅では自動販売機はズラ〜っと並んでいるものの空き缶やペットボトルさえ捨てさせません。
そのような道の駅では反感が芽生えますよね。
道の駅スワン44ねむろは有り難い存在です。買って応援したいですね。
ゴミ箱はこの建物の左側にあります。
納沙布岬(ノサップ岬)
午前7時、納沙布岬へ向け走ります。
納沙布岬の灯台は北海道の洋式灯台として最初のもので木造で八角形だったのですが現在はコンクリート造りに改築されています。
北海道最初の灯台と記してありました。
こんぶ漁の船が何隻もでていますね。
長い竿で昆布を巻き付け引き上げているようでした。
奥では巡視船が監視しています。
この納沙布岬の3.7Km先は歯舞諸島…ロシアの実効支配下という現実があります。
明治公園で車中泊はできる?
明治公園
明治公園には流しやバーベキュー施設、ゴミステーションが設置してありました。
お風呂も近くにあるので車中泊に最適です。

牛乳生産日本一
明治公園近くにはイオン根室店があり海産物が豊富にありました。
ここではニシンの昆布巻きや筋子などを購入し、筋子は翌朝のおにぎりの具になります。
ニシンの昆布巻きは保存期間が長かったので2023年のおせちになります。^^;
道の駅スワン44ねむろに立ち寄り国道243号線から国道244号線に入りると北海道らしい景色が広がっていました。
牧草が刈り取られ牧草ロールが放置されています。
ここはこれから刈り取るのでしょうか?
お昼ごろ道の駅おだいとうに着きました。ここは日本一の生乳生産地だそうです。
おだいとうソフトクリームを購入したけどミルク!って感じで美味しかった。350円でした。
野付半島を行く
根室半島と知床半島の間にある野付半島は知床半島から海流に流され堆積した砂によって生成され、砂嘴(さし)と呼ばれているそうです。
国道244号線から分岐した野付風連公園線の両脇は海岸というちょっと変わった道路は何処までも続く一直線の道路でかなり勢いよく走れる道路です。
野付半島にはトドワラ、ナナワラ、野付埼灯台がありこれから向かいます。
野付埼灯台
野付風連公園線をひたすら走ったら行き止まりでした。そこは竜神崎と呼ぶらしいです。
駐車場があるので車を止め歩きます。
5分程歩いたところにあるのが野付埼灯台で、光は国後島に達するらしいです。
野付埼灯台
トドワラ
野付半島ネイチャーセンター付近のトド松の立ち枯れーートドワラがあり少し歩くようだが行ってみることにした。
これはホントの”ススキ野”かもしれない…
トラクターバスが運行されているのでさぞ凄いところだろう…と勝手に想像していたのだが…
ちょうど西日をまともに受ける方向で汗は出るし、ススキノだし、一人しか通れない道幅で少し後悔する。
30分は歩いただろうか…ようやく先が見えてきた。
しかし、コレは道半ばとは後から知ることになる。
もう前に歩くしかない。
更に海の上を歩く……
せっかく来たので遊歩道先端まで歩き引き返す…と思っていたら途中から立入禁止になっていた…
実はススキノが歩き難いので海岸線を歩いてみたのだが表面は何ともなさそうだったが地質は泥炭で沈むのでキケンと思いススキノに戻ったのだが冷や汗ものだった。
流木とかなかったら足を取られて身動き出来なくなったかもしれない。
遊歩道の立入禁止はそんな意味もあったのだろうか。
ネイチャーセンターでは温暖化で海面上昇がトド松の立ち枯れの原因らしき表示であったが1954年の洞爺丸台風で大きな被害を被ったとも言われている。
行ってみてワカル”観光地”だった…
しかし…
トラクターバスは一人500円
二人往復2000円の枯れ松見学とはおそまつな話ではある。
日本最北東突端地
知床半島にあって車で行ける一番の奥地、知床・羅臼にある「相泊地区」にやってきました。
知床半島の先端といえば知床岬ですが、そこへはウトロか羅臼からの観光船を利用しない限りなかなか行けません。
自己責任で道なしです
車で移動できる最北東の地がここ知床・羅臼の相泊です。
舗装されているのは相泊橋まででそこから先は未舗装の砂利道で更に先へは4WDでないと走れません。
宗谷岬は北の果てですが観光客が多く整備されているので遠くまで来たという実感が乏しいのですが、この相泊地区は黄昏時とも相まって”北の果”を感じさせてくれます。
相泊橋を渡った先には「ここから先に行かれる方へ」という看板があり「すべて自己責任」という言葉に重みを感じますね。
看板の海側です。
大きな岩もあり”ここから先”はこんな感じの道でした。
相泊温泉
相泊温泉は明治32年に発見されされたようでやや熱めの温泉は湯船の底から湧き出ています。
茶色っぽく見えるものは知床・羅臼昆布で湯船の底にも多くの昆布が沈んでいました。
「昆布温泉」は日本全国探してもここだけかも知れませんね。
相泊温泉の温度調節は裏山から引いた天然水で調節しています。
「熱いですね」と言ったら一緒に入浴していた地元の方がコックをひねってくれました。
相泊温泉はオホーツクの海を眺めながら入浴できる天然温泉で男女を問わず誰でも入れます。
北海道の自然を満喫できたひとときでした。
道の駅知床・らうす
道の駅 知床らうすは車中泊の車でいっぱいでした。
訪れたのが9月8日でしたのでややシーズンからずれていますがそれでもほぼ満車状態でしたので5月や8月の連休やお盆時期は車中泊は難しいということも考えておく必要があるようです。
ゴミ箱は空き缶、ビン、ペットボトル用があります。
生ゴミは道の駅で専用の袋を購入する必要があります。(100円)
北海道・車中泊 9日目 走行距離:293Km