北海道 車中泊⭐神威岬〜ニッカ余市醸造所〜道の駅旭川へ
積丹半島・神威岬に向かう
簡単に朝食を済ませ6時半過ぎに神威岬へ向かいます。
グーグル地図では90分の道のりです。
8時過ぎに神威岬の駐車場に着いたのでほぼ正確な時刻表示でした。
駐車場に着くなりキタキツネのお出迎えです。
今日は昨日と違って薄曇りで雨は降っていません。
やはり雨が降らないと気分がいいですよね。
神威岬へは駐車場から少し歩きになりますがようやく北海道に来た!って気持ちになります。
神威岬には様々な伝承があり源義経にまつわる悲恋はよく知られた話のようです。
そのようなことから伝承を今に伝えるために「女人禁制の地・神威岬」門を積丹町が設置しました。
「神威(カムイ)」とはアイヌ語で「神」を意味するそうで神社でもお寺でもありませんが多くの「お賽銭」が「参拝者」の気持ちを表していますね。
駐車場から神威岬の先端までの道は積丹町によって整備されていて「チャレンカの道」と呼ぶそうです。
全長は770mですのですぐそこのように思えますが、自然景観を守るために舗装はされてなく、歩きやすいような工夫はされていますが、起伏の激しい道のりで20分以上かかるようです。
結構汗が出てハードな道乗りでしたが最先端に到達した時は爽やかな「達成感」を感じました。
保護柵の先は断崖絶壁になっていて岩礁が点在しています。
その岩礁の一際大きく目立つ岩を「神威岩」と言うそうです。
何やら威厳ある神様のようにも思えて来ますね。
神威岬は北海道にもう一度行くなら是非訪れたいと思える記憶に残る絶景でした。
積丹岬
神威岬から30分程で積丹岬の駐車場に着きました。
途中ウニ丼が美味いというお店があったのだけど営業時間前でニッカ余市醸造所の見学も予約しているのでパスすることに…
積丹岬駐車場から小さな歩行者専用のトンネルを通って島武意海岸の絶景ポイントへ向かいます。
トンネル内はひんやりとしていてまるで天然の冷蔵庫のようでした。
ちょっと暗いのでスマホの懐中電灯アプリを起動、足元を照らしながら歩きます。
50mぐらいある?感覚としてはそんな感じですが暗くてひんやりしてて何とかならないの?という感じです。
トンネルを抜けるとそこは…崖だった ^^;
とても急な斜面ですが日本の渚100選の一つ島武意海岸には雄大な景色が広がっていました。
訪れたのが9月1日ですのでやや時期外れ?かも…
真夏ならもっと観光客が多いのかもしれません。
散策出来る道があるようですがクマ出没ということで閉鎖されていました。
海岸に行ける階段もあるので渚の散策っていうのもいいかも知れませんね。
ニッカウイスキー余市蒸溜所
積丹岬から余市まで1時間足らずで着いたので時間が余り予定より1時間早めてもらいました。
それでも時間が余ったので余市で買い物をすることに…
余市にはイオンがあったので夕食の食材を調達してからニッカ余市蒸溜所にお昼ごろ到着しました。
入り口には案内係がいて「ご予約でしょうか?」と声をかけてきます。
「はい」と返事するとここではなくて「蒸溜所正門にお回り下さい」とのことでニッカウイスキー余市蒸溜所正門入口へと向かいます。
定刻前に正門入場が許可され一旦待合室に向かいます。
待合室には今まで販売されてきたニッカウイスキーが展示されていました。
定刻に案内が始まります。
先ずはピート(泥炭)の保管倉庫の説明からで、そもそもニッカ創始者・竹鶴がこの地を選んだのは気候がウイスキー貯蔵に適していたということと、ピートが豊富にあったからということでした。
ピートは大麦の乾燥と香り付に使われますが、現在余市蒸溜所では英国からの輸入品が使われているらしいです。
まさにスコッチウイスキーですね。
こちらの製造工程は非公開でしたがパネルで説明がありました。
これは蒸留に用いられる蒸留器ポットスチルです。
画像左から3番めの小さな蒸留器が創業当初に使われた蒸留器だそうで、当時はこれ一つだったそうです。
蒸留は何度か行われるそうでその都度アルコール度数が高くなるらしい…
そして最後に樽詰めされてじっくり熟成され、あの琥珀色のウイスキーが出来るそうです。
その間、年間2%程原酒が減っていくそうで、これを「天使の分け前」と呼ぶらしいです。
この樽、実は見学者用ということで中身は入っていないそうですが、ずっと奥には実際の原酒が静かに眠っているそうです。
余市 ピーティ&ソルティ
ニッカウイスキー余市醸造所限定販売のピーティ&ソルティ余市を購入してみました。
ウイスキー通ではないけどストレートで口に含んだ瞬間、強烈な香りに驚かされます。
あぁ…これがウイスキーなんだな!
竹鶴が惹かれたホンモノに触れたような、そんな気持ちになりました。
こちらは見学が終わって試飲会場でのスナップ。
いや、私は運転手ですので飲めませんでした。^^;
運転手には昔懐かしのバヤリースオレンジ。
そう言えばニッカはアサヒグループの一員になったんだ。
道の駅旭川
ニッカ余市醸造所を後にして小樽の赤レンガ倉庫群を横目に旭川を目指します。
途中浦臼町の自然休養センターで入浴、旅の疲れを癒やします。
道の駅旭川に着いたときには午後8時を回っていました。
ここにはゴミ箱が設置してあるという情報が多いのですが完全に撤去されていました。
トイレはキレイです。
北海道2日目の走行距離:337.5Kmでした。